インドアビューとは?ストリートビューとの違いと撮影方法を解説

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ファーストビュー

レストランや美容室などへ向かうにあたって、Googleマップを活用している方も多いでしょう。中でも特徴的な機能としてインドアビューというものがあります。

インドアという言葉から室内の雰囲気が分かる機能というイメージができそうですが、実際はどのような機能なのでしょうか?

この記事では、インドアビューを活用していきたい方向けに概要やストリートビューとの違いなどを解説していきます。

インドアビューとは?

インドアビューとは、Googleマップで閲覧可能なサービスです。

主にレストランをはじめとする施設の屋内を360度パノラマ撮影された写真によって、その場の雰囲気を体験できます。

これまではお店の雰囲気を知りたいと思っても、一枚の写真で外観や内覧を大まかにしか確認できませんでした。しかし、インドアビューによって、まるでその場にいるかのように辺りを見渡せるため、写真だけでは分からなかった様子を把握できます。

なお、2015年時点で以降で紹介するストリートビューと統合され、Googleストリートビューとして屋内外の様子を確認できるサービスとなりました。

インドアビューとストリートビューとの違い

Googleマップで活用できるインドアビューと似たサービスにストリートビューがあります。

これらのサービスには、どのような違いがあるのでしょうか?大きく3つの違いが挙げられます。

  1. 撮影する風景
  2. 撮影者
  3. 撮影タイミング

撮影する風景

まず、インドアビューとストリートビューの文字列からも分かる通り、インドアビューは施設の屋内、ストリートビューは道沿いの風景を映し出します。

インドアビューでは、商業施設や会社内の公の建物の内覧を公開しているのに対し、ストリートビューでは日本のほぼ全域を占める道沿いが公開されています。

屋内の様子を確認する場合はインドアビュー、道順を確認したいときはストリートビューといった使い分けができるでしょう。

撮影者

また、インドアビューとストリートビューはそれぞれ、撮影者が異なります。

インドアビューでは、Googleストリートビュー(インドアビュー)認定フォトグラファーと呼ばれる民間の会社または個人が撮影を担当しているのに対し、ストリートビューの撮影は、Google社によるストリートビューカーを用いて行われます。

Googleストリートビュー(インドアビュー)認定フォトグラファーとは、インドアビューの撮影スキルを取り入れた独立している組織や個人を指します。

撮影タイミング

そして、インドアビューとストリートビューでは撮影されるタイミングまでも異なります。

インドアビューは、建物側のスケジュールに基づいて撮影されます。一方、ストリートビューはGoogle社のスケジュールに従って撮影日が決定します。

インドアビューの場合は、撮影する施設から申請や依頼を受けたタイミングでなければ撮影されません。

両者のタイミングが大きく異なる点もおさえておきましょう。

インドアビューを導入するメリット

続いて、インドアビューを導入する5つのメリットについて紹介します。

  1. 閲覧者が来店しやすい
  2. 店内をイメージしてもらいやすい
  3. Googleの検索結果で目立ちやすい
  4. 従業員のモチベーション向上
  5. コストがかからない

閲覧者が来店しやすい

まず、インドアビューの閲覧者が来店しやすくなります。

特にこれまで行ったことがないお店に対してはイメージが掴めないため、向かうにあたってハードルがあるでしょう。

しかしインドアビューによって、実際に入店したときのイメージが持てる疑似体験が可能。来店ハードルを大きく下げられるため、集客効果につなげられるでしょう。

店内をイメージしてもらいやすい

また、インドアビューの活用で行きたいお店の店内をイメージしやすいです。

もし、デートで良い思い出を作りたい、ホテル選びで後悔したくないと考えているときにインドアビューは有効です。

入店したあとのイメージがしやすいからこそ、良いイメージさえ持ってもらえれば来店客数アップにつながるでしょう。

Googleの検索結果で目立ちやすい

また、Googleで店名を指名検索したときに、視覚的に目立ちやすくなります。

Google検索では、右側にGoogleマップやお店のイメージ画像が見られますが、インドアビューを設置しておくとセットで表示されます。

インドアビューは、Googleで検索したユーザーを対象とするSEOの施策としても効果的であり、ユーザーの目を惹く意味でもメリットがあります。

従業員のモチベーション向上

そしてインドアビューは、間接的に従業員のモチベーション向上にもつながります。

インドアビューを撮影するにあたって、見栄え良く映すために従業員は店内の清掃などに力を入れるでしょう。加えて、撮影後もインドアビューを通して来店したお客さんからのイメージダウンを防ぐために、スタッフ陣が意識的に店内のイメージ維持に努めるでしょう。

このように、インドアビューがお店を活気づけるきっかけになる効果も期待できます。

コストがかからない

さらに、インドアビューは維持コストがかかりません。

一般的にメディア運営やサイトへの広告掲載を検討する場合、運用期間や掲載期間によって広告料がかかります。インドアビューでは撮影費のみで発生しません。

先ほども述べた通り、Googleの検索結果で表示されるインドアビューをそれほどコストかけずに掲載できるのも大きなメリットと言えます。

インドアビューを導入するデメリット

一方、インドアビューの導入には下記のデメリットがあります。

  1. 内装を変えるときに再度撮影しないといけない
  2. 必ずしも検索上位になるわけではない

内装を変えるときに再度撮影しないといけない

インドアビューは撮影時の内装が表示されます。内装変更時に自動でアップデートされるわけではありません。

よって、改装工事などを行った場合はその都度撮影し直しましょう。そのままにしておくと来店前と後とのイメージに乖離が起こり、場合によってはリピートしてもらえない可能性もあるため、注意してください。

必ずしも検索上位になるわけではない

また、インドアビューを作成して掲載したとしても、必ずしも検索上位に表示されるわけではありません。

そもそも、検索結果はGoogleの検索エンジンによるアルゴリズムによって決定されています。ですから、インドアビューだけ作成しておけば良いのではなく、ローカルSEOでの最適化も検討および実施していかなければいけないでしょう。

インドアビューを設置すべき業態とは?

では、インドアビューを掲載すべき主な業態について紹介していきます。

  1. 飲食店
  2. 美容室
  3. 病院
  4. 学校・保育園

飲食店

飲食店は、お店の雰囲気で選ぶ利用者が多いことからインドアビューと相性が良いです。

特にデートや記念日といった大切な日に選ばれるレストランなどには有効な施策でしょう。

美容室

美容室も飲食店と同様にサービス業であるため、店内の雰囲気を気にする方が多いです。

仕上がりはもちろんのこと、リラックスできるかどうかも重要なポイントとなるため、雰囲気が伝えられるインドアビューは効果的です。

病院

人々に安心感を与えられる病院も、インドアビューを設置すべき業態です。

病院は多くの人々が行きたがらない傾向にあるため、心配や不安を取り除ける要素が欠かせません。院内の雰囲気が分かれば行きやすくなるでしょう。

学校・保育園

学校や保育園は、子どもを実際に通わせて大丈夫かを確認するためにインドアビューを活用する機会が多いです。

雰囲気が選択されるかどうかの重要な要素となるため、確認したうえで良いイメージを持てればそのまま決断できるかもしれません。

まとめ

インドアビューの制作は、自社で完結できるものではありません。しかし、今後の集客につなげるためにも、インドアビューは制作すべきでしょう。

インドアビューの制作には、条件を満たしたプロのカメラマンに依頼しなければいけません。依頼する場合は十分に気をつけてください。

インドアビューを上手に活用しながら、今後の来店数アップに結びつけていきましょう。

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