様々な業界でオンライン化が加速している背景もあり、今や企業や個人を問わず、ホームページは顔として無くてはなりません。
それだけ重要な意味を持つからこそ、ホームページ作成は高品質かつ自社のイメージを形作るプロへ依頼したいところ。
この記事では、ホームページ作成の依頼で失敗しないための外注先や3つの選定ポイントを紹介していきます。これからのホームページ制作にぜひ参考にしてください。
ホームページ作成における2つの外注先と依頼方法
早速ですが、ホームページ作成における2つの外注先と依頼方法について紹介します。
- フリーランス・個人
- ホームページ制作会社
1.フリーランス・個人
まず、挙げられる外注先は個人で活動するフリーランスです。
Web制作の企画から完成までを一貫して個人に委託することができ、必要コストを抑えられる利点があります。また、個々人のセンスと作成したいホームページのイメージが合致すれば、満足のいくサイト制作が期待できるでしょう。
主にGoogle検索やSNS、クラウドソーシングなどで簡単に依頼ができます。
ただし、人によって巻き取れる作業範囲が異なり、搭載したい機能がスキル不足で実装できないといった懸念点は否めません。デザインはできるけどHTMLのコーディングはできない、WordPressなどのCMSに対応できないなどが考えられます。
だからこそ、依頼する前には十分に吟味する必要があるでしょう。
2.ホームページ制作会社
次に、ホームページ制作会社への依頼です。
ホームページ制作会社へ依頼すると、入念なヒアリングから全体的な工程のディレクションを行い、理想とする完成形になるようにサイト制作をしてくれます。
また、デザイナーやプログラマー、ディレクター、イラストレーターなどのスペシャルな人材が揃っており、品質に関しても心配は要りません。
フリーランスへの依頼と比較すると、必要コストは大きくなってしまいますが、手探り状態ならホームページ制作会社への依頼を検討すべきです。
ホームページ作成にかかる費用相場はいくら?
では、ホームページ作成にかかる費用相場はいくらなのでしょうか?
結論から言うと、依頼先や制作物によって大きく価格感は変動します。よって、明確な費用を導き出すことはできません。
とはいえ、大体の費用相場は下記の通りです。
依頼先 | フリーランス・個人 | ホームページ制作会社 |
簡易的なLPサイト | 10〜30万円程度 | 25万円〜 |
企業のコーポレートサイト | 10〜30万円程度 | 50万円〜 |
ECサイト | 10〜30万円程度 | 100〜300万円 |
このように、フリーランスとホームページ制作会社との間には費用面において、大きな差が生じてしまいます。サイトのイメージ像と予算がマッチする依頼先を選びましょう。
ホームページ作成の依頼から完成までの流れ7ステップ
ホームページ作成を依頼するにあたって、相談から完成までの流れについて理解しておくことが大切です。この記事では、以下の7ステップで紹介していきます。
- ホームページの制作内容についてヒアリングする
- ヒアリング内容をもとに完成形のイメージを確認する
- ホームページのサイト構成設計に取り掛かる
- ホームページのWebデザイン作成に取り掛かる
- システム開発・コーディングを行う
- 実装・作成したホームページの動作を検証する
- 完成されたホームページが納品される
ステップ1.ホームページの制作内容についてヒアリングする
まずは、ホームページの制作内容についてヒアリングを行います。
ヒアリングは、ファーストステップでありながら最も重要な工程です。この段階できちんとすり合わせができないとイメージしたサイトは作成できません。
主に、依頼者の事業内容からホームページ作成の目的、ほしい機能など様々な観点からお話を聞いていきます。
ステップ2.ヒアリング内容をもとに完成形のイメージを確認する
次に、ヒアリング内容をもとに完成形のイメージをご提案します。
制作する目的をどのようにして達成できるのか、サイト設計からコンテンツ、デザインのイメージ、機能性などを提案書としてまとめてお伝えします。
なお、この段階で見積もりについてもあわせて提出されます。内容に問題がなければ制作に移るため、ここで自身のイメージとあっているかどうかを確認しておきましょう。
ステップ3.ホームページのサイト構成設計に取り掛かる
完成形のイメージや条件に問題がなければ、早速サイトの構成設計に取り掛かります。
構成ラフとも呼ばれますが、ページごとにどのような内容にするのか、盛り込む情報や写真、レイアウトについてマーケティングの観点も踏まえて決定していきます。
ステップ4.ホームページのWebデザイン作成に取り掛かる
そして、ホームページの印象を大きく左右するWebデザイン案を作成していきます。
設計したサイトの構成に基づいて、目的やターゲット層に適したカラーリングやビジュアルをデザイナーが造形していきます。
パソコンのブラウザやスマートフォンに対応したデザインになるように、確認してもらいながら設計してもらいましょう。
ステップ5.システム開発・コーディングを行う
Webデザインの完成後は、プログラマーやコーダーがHTMLやCSSなどのプログラミング言語を用いてシステム開発・コーディングを進めていきます。
Web上で閲覧できるホームページは、全てプログラミング言語を使用して作成されていますので、とても重要な工程であることをおさえておきましょう。
ステップ6.実装・作成したホームページの動作を検証する
実際にホームページが形作れたら、最終チェックとして動作検証を実施します。ここでブラウザなどで表示した際の見え方やフォームやボタンが正しく反応するかなど細かく入念にチェックしていきます。
また、自社でホームページの管理・更新を行う場合、WordPressをはじめとするCMSの導入によって管理工数を大きく削減できます。Web制作会社によってはこのようなシステムとの連携作業も行います。
ステップ7.完成されたホームページが納品される
正常な動作が確認できたら、いよいよ公開作業および納品に移ります。
公開作業は依頼者が希望する日付に合わせて行い、ホームページを指定のドメインで公開します。
再度動作確認の検証をしたのち、問題がなければ依頼者へ報告・納品となります。
ホームページ作成の依頼で失敗しないためのポイント3つ
それでは、ホームページ作成を依頼するにあたって、失敗しないためのポイントを3つ紹介していきます。
- 作成したいホームページの種類を明確化する
- ホームページ作成を依頼するための事前準備を徹底する
- ホームページ完成後の管理体制や管理者を決定する
ポイント1.作成したいホームページの種類を明確化する
まず、作成予定のホームページについて種類のイメージを持っておきましょう。当然ながら、ホームページと言っても種類は以下のように多岐に渡ります。
- 企業紹介のペラサイト
- 商品・サービスの販促をするLP(ランディングページ)
- 複数ページで構成されるコーポレートサイト
- ECサイト
- 独自のシステムを組み込むサイト
具体的にどのようなサイト制作を希望しているのかが明確になっていれば、参考サイトの提示もしやすくなり、依頼者に対して漠然とした依頼ではなくなります。
ポイント2.ホームページ作成を依頼するための事前準備を徹底する
そして、ホームページ作成依頼に必要な内容を事前準備として固めておきましょう。
具体的に決めるべき内容は、以下の通りです。
- ホームページ作成の目的:売上の増加や採用エントリー数の増加など
- ホームページ作成の希望納期:できれば〇〇日までにお願いしたいなど
- ホームページ作成にあたっての予算上限:〇〇万円以内に抑えたいなど
最低でも上記3点は必ず準備してください。最初のヒアリング段階で、このような希望や情報をもとにホームページ作成を行います。従って、これらの情報が不明確だと、より良いサイト制作はできません。
以上の情報が整理できたらホームページ制作のプロへ依頼しましょう。
ポイント3.ホームページ完成後の管理体制や管理者を決定する
さらに、ホームページ完成後の管理体制や管理者をあらかじめ決定しておきましょう。当然、ホームページが完成したらおしまいではありません。
サーバーやドメインを借りて、サイト管理および運用をしていく必要があります。例えば、定期的に最新情報をリリースしたり、有益情報を発信したりと企業の存在価値を示していく取り組みが欠かせません。
ですから、どのような体制で運用していくのか、イメージを持ったうえで相談や依頼をしましょう。
ホームページ作成にかかるまとまった費用が用意できない時の対処法
では最後に、ホームページ作成にかかる費用が用意できない場合の対処法について、以下2つを紹介します。
- 補助金・助成金を利用する
- クラウドファンディングに挑戦する
1.補助金・助成金を利用する
まず1つ目に挙げられるのが、国や地方自治体による事業支援の補助金や助成金です。
主な補助金や助成金は以下の通りです。
- IT導入補助金
- 事業再構築補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金
- 地方自治体の補助金・助成金
実は、テレワーク化が加速する中で、こうした補助金が充実。特に、IT導入補助金では最大450万円程の金額とされています。こうした補助金の活用は真っ先に検討すべき選択肢と言えるでしょう。
2.クラウドファンディングに挑戦する
そして、クラウドファンディングに挑戦するといった選択肢もあります。
クラウドファンディングとは「群衆」と「資金調達」と掛け合わせた造語であり、インターネットを介した資金調達方法の一種です。
クラウドファンディングは、自分たちがやろうとしている事業をプレゼンし、興味を持ったユーザーが支援する形式で、一般的な融資よりも手軽に取り組めるのが大きなポイント。
拡散力にも長けているので、認知もされやすくなります。もちろん、支援者にとって魅力的な事業である必要はありますが、挑戦する価値は大いにあるでしょう。
まとめ
ホームページは企業や個人の看板として大きな役割を持ち、信用を高める大きな要素でもあります。そんなホームページを作成しない選択肢はないと言っても過言ではありません。
株式会社DopeZineでは、ホームページやロゴなどのデザイン制作を行っています。マーケティングや訴求力に長けたサイト制作が可能です。
少しでもホームページ作成を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。