【コーポレートサイトの制作目的】役割から考える必要な10個のコンテンツも紹介

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近年、急速にデジタル化が推進され、コーポレートサイトを開設する企業が増加しています。

そこで自社もこの波に続こうと、サイト制作を検討する企業も多いのではないでしょうか?とはいえ、サイト制作の目的が明確でなければ制作する意味がないのでは?という声があるのも間違いありません。

この記事では、コーポレートサイトを制作する目的について徹底的に紹介していきます。

コーポレートサイトの制作目的における前提知識

サイト制作について検討するにあたって、そもそもコーポレートサイトがどんなものなのか理解しておかければいけません。

コーポレートサイトの基礎知識についておさえておきましょう。

コーポレートサイトとは?

コーポレートサイトとは、自社がどのような企業であるかを世の中に伝えるためのWebサイトです。

例えば、企業が掲げる理念や主な事業・サービス内容、会社の社風、採用情報など、会社に関する情報が全て詰まったものを指します。

複数Webページから構成されるコーポレートサイトは、広報担当や営業に代わって、アクセスしたユーザーに正しい情報を伝える役割を担います。

コーポレートサイトとホームページの違い

コーポレートサイトとホームページとの違いは一体何なのでしょうか?

コーポレートサイトとは前述した通り、企業に関する情報を記したWebサイトであるとお伝えしました。

一方、ホームページとは本来「ホーム」「ページ」で分けて捉えるものであり、いわゆるトップページを指します。つまり、Webサイトとの一部であり、意味合いとしては完全にイコールではありません。

コーポレートサイトのトップページがホームページとなるのです。

とはいえ、現代ではホームページとWebサイトが混同されることも珍しくありません。よって、それほど大きな違いがないという認識でよいでしょう。

コーポレートサイトとその他Webサイトとの違いは?

世の中には、コーポレートサイト以外に様々なWebサイトが存在します。

例えば、以下のようなサイトが挙げられます。

  • サービスサイト:自社サービスや商品に特化して紹介するサイト
  • ECサイト:実店舗ではなくオンライン上で販売できるショップサイト
  • 採用サイト:求職者へ向けた採用に関する情報をまとめたサイト
  • オウンドメディア:運営元が企業となるブログなどのメディアサイト
  • ランディングページ:縦に長く一枚で制作されるホームページサイト

上記と比較してコーポレートサイトは、企業に関する全体像の紹介に特化したサイトであるため、役割の部分が大きく異なると言えるでしょう。

コーポレートサイトを制作する3つの目的・メリット

では、コーポレートサイトを制作する目的・メリットについて3つ紹介していきます。

  1. 企業ブランディングを構築・マーケティングに活かす
  2. 求職者に対する採用効果などのお問い合わせに繋がる
  3. 株主・投資家の投資対象として検討してもらう

企業ブランディングを構築・マーケティングに活かす

まず近年、コーポレートサイトをブランディングやマーケティングに活用する企業が増加しています。

サイトを通じて業界における企業の差別化ポイントをアピールしたり、CSR(企業の社会的責任)の部分を強調したりといった活用方法がメジャーになりつつあります。

また、TwitterなどのSNSを活用して、プロフィールにコーポレートサイトのリンクを掲載し、誘導するといったマーケティング手法も主流です。

このように、コーポレートサイトを活かして、企業のPR・宣伝に活用されるケースが多いでしょう。

求職者に対する採用効果などのお問い合わせに繋がる

コーポレートサイトは、発信手段に留まらず、ユーザーからの意見を聞いたり、コンタクトを取ったりする方法としても活用されます。

サイトを閲覧したユーザーが企業に惹かれ、設置しているお問い合わせフォームから熱意あるメールをもらうケースも少なくありません。事前に記載した情報をもとにコンタクトを取るため、ミスマッチはほとんど起こらないでしょう。

また、信頼できそうな企業であると判断してもらえれば、新規顧客に繋がるお問い合わせが入るかもしれません。ビジネスチャンスの拡大が狙えるのも、コーポレートサイト開設の大きな目的です。

株主・投資家の投資対象として検討してもらう

上場企業にのみ限り、株主・投資家の投資対象として検討してもらうことを目的とされます。

株主・投資家は、コーポレートサイトに記載されたIR情報を投資の判断材料として活用します。IR情報とは、企業の財務状況や経営状況を示したデータのこと。株主公開企業にとって、これらの情報は必要不可欠です。

ただ、未上場企業に関係のない話かと言えば、全くそうではありません。

現時点で未上場でも、エンジェル投資を実施する個人投資家が増えている中でIR情報は必要不可欠です。将来的に上場を見越しているかどうかに関わらず、事業を加速させるための資金調達ができる可能性もあるでしょう。

コーポレートサイトの制作目的から紐解く10つのコンテンツ

では、上記の目標を達成するために、コーポレートサイトにはどのようなコンテンツが必要なのでしょうか?主に取り入れるべきコンテンツ10選を紹介します。

  1. 企業理念やビジョン
  2. 会社の歴史・ストーリー
  3. 提供商品・サービス紹介
  4. 商品やサービスの実績・事例
  5. 会社概要
  6. 採用情報
  7. ニュース・トピックス・最新情報
  8. IR
  9. よくある質問
  10. お問い合わせフォーム

1.企業理念やビジョン

まず、企業理念やビジョンです。

コーポレートサイトは企業の顔としての役割を担いますが、世界観や思いを一番に伝えられるのがこの項目となります。

コーポレートサイトに記載する場合、企業理念に分類して別途ページを用意することが多いでしょう。企業理念や私たちのミッションなどというタイトルで、キャッチコピーとともに企業の想いを伝えるメッセージを記載しましょう。

2.会社の歴史・ストーリー

会社のブランディングをアピールする項目として、会社の歴史・ストーリーがあります。

企業の創業から現在取り組む事業の立ち上げ、今に至るまでの出来事を時系列に沿って語り記します。どれほどの歴史がある企業なのかが分かれば、それは大きなブランディングとなります。

なお、会社理念を紹介するページに含めると見やすくなるでしょう。

3.提供商品・サービス紹介

企業の事業内容を紹介する一要素として、提供商品・サービス紹介があります。

商品やサービス内容を記載しておくと、どんな事業を行っているのかを知ってもらえます。商品やサービスごとに別途でサービスサイトやLPがある場合は、リンクを記載しておくと親切でしょう。

4.商品やサービスの実績・事例

提供する商品やサービスを通じてどんな実績があるのか、その事例の掲載もしてください。

例えば、提供するサービスがどれほどの企業に導入されているのか、具体的な事例として企業名や企業からの感想を合わせて掲載できると信頼性がグッと高まります。

また、メディアやテレビで取り上げられたことなども立派な実績です。大体的に掲載できるなら、インパクトの残るサイトに仕上げられるでしょう。

5.会社概要

会社概要は、コーポレートサイトにおいて最も重要な項目です。

会社概要によって、正式名称や事業内容、代表取締役や本社所在地を記載しておくことで信頼性の担保に繋がります。

いつでも基本的な情報を知ってもらう、見られていることを意識して、変更があったタイミングですぐに更新しましょう。

6.採用情報

採用情報もコーポレートサイトに掲載してください。

サイトを閲覧するのは、取引先企業や一般消費者だけではありません。企業の魅力に惹かれた求職者も多数訪れるでしょう。

採用活動を優位に進めるためにも、新卒・中途ともに採用情報を掲載してください。

7.ニュース・トピックス・最新情報

自社の最新情報やニュースリリース枠もコーポレートサイト内に設置しましょう。

基本的にコーポレートサイトはリニューアル時以外に変更されることはほとんどありません。それゆえ、更新されていないサイトとして評価されてしまい、長期的に見るとアクセス数の減少に繋がりかねません。

しかし、新しい商品やサービスなど、リリース情報があると更新機会が増え、企業の評価やサイトの評価も維持されます。

8.IR

上場企業であれば、IR情報の記載も大切です。

例えば、会社の業績や財務状況に関する情報、コーポレートガバナンスやディスクロージャーポリシー辺りを掲載しておきましょう。

なお、代表取締役から投資家へ向けたメッセージを掲載する企業も珍しくありません。

9.よくある質問

企業宛てに質問される回数の多い内容を想定して、よくある質問を設置する場合も多くあります。

単純にユーザーがお問い合わせする手間が削減され、その場で悩み解決ができることから満足度が高められます。

実際によくあるものか分からない段階でも、想定される質問について掲載しておくと良いでしょう。

10.お問い合わせフォーム

コーポレートサイトを閲覧した全ユーザー向けにお問い合わせフォームは必ず設置してください。

フォーム内にお問い合わせ要件の項目を設置し「商品・サービスに関するお問い合わせ」「採用のお問い合わせ」「プレスリリースに関するお問い合わせ」などと複数項目を用意しておくと親切です。

なお、お問い合わせフォームを設置する際は顧客の個人情報をもらうため、個人情報保護方針(プライバシーポリシー)も記載しておきましょう。

コーポレートサイトの制作目的がよく分かる事例

では最後に、実際のコーポレートサイトから制作目的がわかりやすい事例を2つ紹介します。

  1. 株式会社ジンズホールディングス
  2. 株式会社KASSEN

株式会社ジンズホールディングス

まず一つ目は、メガネ事業で有名な株式会社ジンズホールディングスです。

株式会社ジンズホールディングスのコーポレートサイトは、アクセスした目的の異なるユーザーがトップページから即座に移動したいページに飛べることです。

  • プレスリリース
  • 企業情報
  • サステナビリティ
  • グループ事業
  • 投資家情報
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • FAQ

上記の項目に一回のクリックで移動できるような分かりやすいデザインで、視覚的に使いやすいところがポイントです。

株式会社KASSEN

2つ目は、株式会社KASSENです。

株式会社KASSENは、ソフトバンクをはじめとする大手企業のCMやミュージックビデオを手掛けた太田貴寛さんが設立した会社です。

主に、コンセプトアートを活用した映像制作・コンセプト制作をメインとしており、トップページはダイナミックなビジュアルが特徴で、全く知らない方でも映像やアート関連の会社であることがイメージできるでしょう。

コーポレートサイトからブランディングができている事例の一つです。

まとめ

コーポレートサイトは、サイト一つで企業が達成したいあらゆる目的の達成に繋げられます。運用次第で、企業の魅力や売上を2倍にも3倍にもできるでしょう。

それだけコーポレートサイトは企業にとって重要です。

株式会社DopeZineでは、コーポレートサイトをはじめ、様々なWebサイト制作を行っています。お客様と入念にヒアリングし、目的や要望に対して的確にアプローチをかけながら制作していきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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