現在、コンテンツマーケティングが主流になってきている中で、特に今需要が急拡大しているのが動画コンテンツです。
主にYouTubeやTikTokなどが挙げられますが、狙いたい顧客層にピンポイントで訴求できるため、マーケティングの観点から非常に効果的と言えます。
とはいえ、適切な動画コンテンツはSNSによって異なり、それぞれに最適なものを作成しなければ目的とする成果に結び付けられません。
この記事ではSNS別の動画コンテンツについて徹底解説していきます。
SNS動画はコンテンツマーケティングで非常に重要
SNS動画はコンテンツマーケティングにおいて非常に重要な役割を担っています。
サイバーエージェントが調査した2020年から2025年における「広告商品別の動画広告市場推計・予測」をみると、5年間で3倍以上にまで拡大するという見立てがされています。
このように、動画市場は今後も大幅に拡大していくものであり、今から取り入れていくのも決して遅くはありません。むしろ今からの参入がチャンスであると言えるでしょう。
動画投稿におすすめのSNS7選
では、動画投稿におすすめのSNSを7選紹介していきます。
- YouTube
- TikTok
- Vimeo
- MixChannel
YouTube
YouTubeは、動画SNSの発端とも言えるプラットフォームです。
動画視聴による広告表示によって収益化させるビジネスモデルの採用とクリエイターへの収益分配システムにより、職業としても一般化してきました。
全世界の利用者は19億人以上。広告を非表示にできるYouTubeプレミアムなど、利用者のニーズに合わせた活用方法があります。
Instagramは、動画専用サービスとしてIGTVを提供しています。
Instagram内のストーリーでも動画投稿はできるものの、現時点では最長60秒と決して短い動画しか掲載できません。
今でこそリンク掲載は可能となっていますが、元々はできませんでした。
IGTVアプリでの投稿機能を使用すると、1分以上15分以下の動画があげられるなど明確な差別化がされているのも大きなポイントでしょう。
Facebookは、世界で最大規模の利用者を抱えるSNSです。
偽名での登録は一切不可であり、必ず実名で登録しなければいけません。そういった観点から安心して利用できますし、仕事や友人をはじめビジネスで活用されるケースが多いです。
2018年時点でのアクティブユーザー数は22億人以上。誰もが聞いたことはあるSNSでしょう。
Twitterは、140文字のショートテキストで発信できるSNSです。
テキストがメインのプラットフォームであるため、動画とは関係ないと思われるかもしれません。しかし現在では画像や動画も織り交ぜた投稿ができるため、幅広い発信が可能となりました。
自身の考えや実際に起こったことなど、そのときの感情や意見を気軽にツイートして発信できる点に魅力があります。
TikTok
TikTokは、初期段階で最短15秒というショート動画に特化した動画SNSです。
主におもしろ動画やダンス動画といったエンタメコンテンツが多く、10〜20代と若い世代を中心に人気を博していました。現在では若い層以外のユーザー利用者も増えています。
現在では最長60秒の動画投稿が可能となって発信内容の幅が広がりましたが、それでもショート動画のSNSとして根強い印象が持たれています。
Vimeo
Vimeoは、YouTubeと類似する動画プラットフォームですが、広告掲載のビジネスモデルを導入せず、投稿者へ向けた有料プランの提供で収益化をしています。
アップロードされる主な動画は、短編映画やアニメーション、プロモーションビデオなど作品色の強いコンテンツばかり。そういったオリジナルで質の高いコンテンツしかなく、映像関係におけるプロフェッショナルが多いです。
こうした側面からYouTubeと大きな差別化を果たし、視聴者も使いやすいサービスとなっています。
MixChannel
MixChannelは、日本国内発のサービスであり、中でも10代の女性を中心に若い人に人気のある動画SNSです。
一般的な動画SNSと同様に、通常の動画投稿も可能ですが、ライブ配信や10代向けの雑誌主催イベントをはじめ、モデルオーディションなど夢のある企画に注力しているという魅力があります。
こうした観点から有名になりたい若い層やそれを応援する視聴者など、多くのユーザーが利用しています。
SNS別の最適な動画配信時間の長さ
では、SNS別の最適な動画配信時間についてみていきましょう。
YouTube | 2分 |
30秒 | |
1分 | |
45秒 | |
TikTok | 21秒〜34秒以内 |
Vimeo | – |
MixChannel | 1分程度 |
現在では、ショート動画のニーズが非常に高まっており、どの媒体でも比較的1分以内や数分程度の動画時間が最適とされています。
特に最大12時間の配信が可能であるYouTubeにおいても、最適な動画時間はたったの2分。また、商品紹介やプロモーションなどによっても適切な動画時間は変動するでしょう。
SNS動画を効果的に配信するポイント
SNS動画を効果的に配信する4つのポイントを紹介します。
- サムネイルにこだわる
- できるだけショート動画にする
- 動画内容にストーリー性を持たせる
- ユーザーに拡散を促す
サムネイルにこだわる
動画内容はもちろん、サムネイルにもこだわりましょう。
サムネイルはお店で言うところの看板。サムネイルで惹きつけられれば、動画をクリックしてもらいやすく、その後のアクションに繋げやすいでしょう。
一方、サムネイルがイマイチだとクリックしてもらえず、いくら良質なコンテンツであっても視聴者数は伸びません。
サムネイルはイラストだけでなくキャッチコピーも意識してください。
できるだけショート動画にする
また、できるだけ短い動画を制作しましょう。
先ほどもお伝えした通り、現在は短い動画が主流となっています。よって、長めの動画は途中で離脱されてしまう可能性を高めてしまい、本来届けたい内容まで行き着かない可能性もあるでしょう。
そういった事態を避けるためにも短くコンパクトに伝えられるようにしてください。
動画内容にストーリー性を持たせる
また、動画内容にストーリー性を持たせるとユーザーを惹きつけられます。
ショート動画が主流とはいえ、ストーリー性は重要です。短い中でも起承転結といった話の流れやインパクト、共感の要素を盛り込んで短いけど満足度の高い動画、アクションにつなげるコンテンツを目指しましょう。
ユーザーに拡散を促す
Twitterなどの拡散性の高いSNSを活用して、ユーザーに拡散を促すのも効果的です。
YouTube動画などもリンクをコピーしてペーストすることで、Twitterで投稿できます。そうすることで拡散してくれるユーザーが現れ、より多くの方に届けられます。
前提として、SNSアカウントをある程度育てられていないといけませんが、うまく活用してみてください。
SNS動画を配信するうえでの注意点
では最後に、SNS動画を配信するうえでの注意点をみていきましょう。
- SNSの推奨動画サイズを把握しておく
- 著作権に注意する
SNSの推奨動画サイズを把握しておく
まず、SNSごとの推奨動画サイズを把握しておいてください。
動画サイズはピクセル数やデータ量、ファイル形式などに注意しなければいけません。基本的にファイル形式はMP4、コーデックH.264であれば問題ないでしょう。
ファイルサイズが大きいといくら良質なコンテンツでもアップロードできません。使用するSNSのファイルサイズを把握し、スマートフォンユーザーにも良心的な動画サイズで公開しましょう。
著作権に注意する
また、コンテンツの著作権にも注意してください。
動画に入れる素材からBGMなど、著作権があるコンテンツも少なくありません。それらを確認せずに自由な使い方をしていると違反してしまいます。
例えば、TikTokのBGMをYouTubeなどのプラットフォームへ掲載すると著作権侵害となるため、注意しましょう。
まとめ
動画は今や個人や企業に限らず、需要の高いコンテンツとして注目されているため、SNSで発信すれば高いマーケティング効果が得られます。
質の高い映像制作ができれば、大きな差別化もできるでしょう。
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