「SNS運用に取り組む企業が多いけど、SNSマーケティングは導入したほうが良い?」
「もうSNSに参入した企業は多いから、今から導入しても遅くないだろうか…?」
そんな悩みを抱えてSNS運用に取り組む足枷となっている企業も多いのではないでしょうか。結論から言うと、今だからこそ企業もSNSマーケティングを導入すべきです。
この記事では、企業がSNSを導入すべき理由からメリット、どのSNSを活用すべきかを徹底解説していきます。
企業こそSNSマーケティングを導入すべき2つの理由
では早速、なぜ企業はSNSマーケティングを導入すべきなのでしょうか。その理由は大きく2つあります。
- SNS利用者が右肩上がりで増加している
- 低コストで施策に取り組める
1.SNS利用者が右肩上がりで増加している
最大の理由は、日本国内のSNS利用者が年々右肩上がりで増加していること。ユーザー数が多いということは、それだけビジネスチャンスが多いことを示します。
ICT総研の調査によると、2022年末時点でのSNS利用率は83.3%を占めると想定されています。2015年末時点の65.3%から考えると7年間で18.0%増。さらに、一度も低下する年はありません。
出典:ICT総研 2020年度 SNS利用動向に関する調査
このように、今後も年々SNS利用者が増加することが予想されるため、ビジネスの成長を図るうえでSNS利用は外せません。
2.低コストで施策に取り組める
そして、SNSは無料利用できるため、低コストで様々な施策に取り組めます。
主に必要なコストとしては、アカウントを運用できる知見を持った人材と時間の2つ。この2つを確保できれば、SNSで大きな成果を得られるチャンスが大いにあります。
なお、SNS運用の上手な企業だと数十万〜数百万人のフォロワーを抱えているように、大きな飛躍をとげることも不可能ではありません。
もちろん正しいやり方で地道に取り組む必要はありますが、ローリスクハイリターンとも言えるのがSNS運用なのです。
企業がSNSマーケティングを導入するメリット3つ
続いて、企業がSNSマーケティングを導入する3つのメリットについて解説していきましょう。
- ユーザーの声を直接汲み取れる
- ブランドイメージを確立できる
- 異なるターゲットの新規顧客獲得ができる
メリット1.ユーザーの声を直接汲み取れる
企業にとって大きなメリットは、ユーザーのリアルな声を直接汲み取れることです。
企業が商品開発を行うにあたって、消費者の意見は必ず反映させたいところ。しかし、実際には街頭でのアンケート調査の実施、協力の呼びかけは莫大なコストを要します。
そこをSNSなら、一度の投稿で実施できてしまいます。例えば、Twitterの拡散力を活かせば多くの反応が得られますし、コメントから生の声を調査できます。
SNSは、消費者目線で考えたい企業にとってベストな選択肢と言えるわけです。
メリット2.ブランドイメージを確立できる
そして、SNSのアカウントを作り込めばブランドイメージを確立できます。
一貫した内容の投稿によってファンの獲得も期待できますし、文章の言い回しや写真の色合い、ユーザーとの関わり方などから良い印象を抱くことも多々あります。
SNSは拡散力に長けているために良いイメージが伝染し、大きなブランディングにも繋がります。
よって、SNSはブランドイメージを確立するうえで重要なツールなのです。
メリット3.異なるターゲットの新規顧客獲得ができる
また、SNSをうまく活用すれば異なるターゲットの新規顧客獲得も可能です。
例えば、男性ファンの割合が圧倒的に多い鉄道でも「鉄道から見える絶景」をテーマにInstagramで発信をすれば女性ファンの獲得が期待できるかもしれません。
このように、軸はブラさずに視点を変えた発信テーマを設定することで、新しい顧客の獲得に繋がる可能性が大いにあります。
企業がSNSマーケティングを導入する注意点3つ
ただし、企業のSNS活用は良いことばかりではありません。注意すべきポイントが大きく3つあります。
- 中長期的な運用を前提に考えないと効果が出にくい
- 他社と差別化できる魅力的な投稿が必要
- 運用ルールを明確化して炎上リスクを避ける
1.中長期的な運用を前提に考えないと効果が出にくい
まず、SNSは中長期的な運用を前提に考えないと成果は得られません。
なぜなら、日々の有益な投稿によって徐々に人々からの信頼が集まるからです。1週間や1か月といった短期間で成果をあげることはハードルが非常に高いでしょう。
ユーザーにとって有益な情報発信をコツコツと継続することで、少しずつ結果に現れてくるので必ず中長期的に視点を持ちましょう。
2.他社と差別化できる魅力的な投稿が必要
すでに多くの企業が参入しているSNSにおいて、競合他社と差別化できる企画力と発信コンテンツは欠かせません。
競合他社の分析をしつつ「どんな運用の仕方をとっているのか?」「他社に無く自社にある強みは何か?」を考えて逆算した発信をしていきましょう。
なお「他社と差別化できるイメージが湧かない…」といった問題に直面した場合は、SNS運用代行会社に相談するのがとても有効です。
DopeZineでは、豊富な知見と経験からお客様のご要望に沿った企画の提案、運用までを一貫して行っています。SNSマーケティングを成功させたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
3.運用ルールを明確化して炎上リスクを避ける
SNSで絶対に避けたいのが炎上リスクです。
特にSNS上で飛躍的な注目を浴びたいために、投稿で「バズること」を意識して過激なコンテンツばかりを出していると炎上しかねません。
炎上すれば、それがそのまま悪いブランドイメージとなって定着してしまうため、絶対に炎上に繋がる運用はやめましょう。
企業がSNSマーケティングを導入する前におさえるべき3つのポイント
では、企業がSNSを活用するうえでおさえておくべきポイントはどこなのか、大きく3つ紹介していきます。
- SNSの導入目的・課題を明確化しておく
- コミュニケーションを積極的に取る
- 運用・管理する体制を整える
1.SNSの導入目的・課題を明確化しておく
SNSを運用するうえで最も大事なポイントは、導入目的や課題を明確にしておくことです。
目的や課題が定まっていないと、適切な施策や企画が打ち出せず、SNSが持つポテンシャルを最大限に活かせません。
また、発信内容もブレてしまうため「ファンの獲得ができない」「コンセプトがうまく伝わらない」といったことにも繋がってしまうでしょう。
最初から軸を作って一貫したコンテンツ作成が重要なので、まずは目的と課題を挙げておきましょう。
2.コミュニケーションを積極的に取る
そして、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に取ってください。
例えば、企業名やサービス名で検索して自社を話題にしているユーザーに対して、自社からいいね!をしたりコメントをしたりと積極的なアクションを起こすことです。
企業側から反応をもらって不快に思うユーザーはほとんどいません。多くの人々が好感を持つ、もしくはさらに興味を持つといったプラスに働いてくれます。
コミュニケーションツールでもあるSNSの性質を活かし、積極的にユーザーと交流しましょう。
3.運用・管理する体制を整える
また、社内でSNSの運用・管理ができる体制をきちんと整えておくことも大切です。
前述した通り、SNSは中長期的な運用が前提となりますから、継続できない体制では期待する結果は掴めません。
炎上リスクを避けるために自社専用で運用マニュアルを用意したり、知見のある人材を育成したりといった準備も必要です。
SNS運用を長期的に進めていくためにも「果たして運用できる体制が整っているのか?」を事前に確認しておきましょう。
企業の活用におすすめの主要SNS5選
ここからは、企業がこれからSNSを活用していくにあたって、特におすすめしたい代表的なSNSを5選紹介していきます。
- YouTube
- TikTok
- LINE
1.Twitter
Twitterは、140文字以内のショートテキストで投稿できるSNSです。
Twitterの大きな強みは、とてつもない拡散力とトレンド機能によるリアルタイム性の2つ。これらを駆使すれば、リアルタイムで急激な注目を集めることもできるため、認知拡大に絶大な効果を発揮します。
また、2017年10月時点で国内のアクティブユーザー数が4,500万人を突破していることから、現在はより多くのユーザーが利用していると予想されます。
2.Instagram
Instagramは、本来の写真投稿に加えてストーリーやリールといった動画投稿も可能なSNSです。
かつては「インスタ映え」と呼ばれるほど、オシャレかつカッコ良い写真を掲載することに重きを置かれていました。
しかし現在では、投稿から直接商品ページへ誘導するといったビジネスシーンでも活用されています。
事実、MMD研究所が発表した「スマートフォン利用者実態調査(2021年度)」によると、Instagramがきっかけで商品購入経験がある人が38.0%、20代女性に至っては58.8%と非常に高い数値を記録しました。
Instagramは、商品の販売促進にとても強いSNSであると言えます。
3.YouTube
YouTubeは、動画投稿に特化したSNSではトップを誇るサービスです。
日本国内におけるユーザーの10代〜50代は、どの年代も利用率が80%を超えているほど、多くの方に利用されています。今やGoogle検索のようにYouTubeで検索して情報収集するケースも増えました。
株式会社CandeeのZ世代のライブ配信視聴層の購買に関する調査によると、Z世代を示す10代前半〜25歳の内75.6%が商品購入のきっかけになったSNSとしてYouTubeを挙げています。
このように、動画を使ったSNSマーケティングは訴求力の高さが魅力です。
4.TikTok
TikTokは、10代、20代を中心に爆発的な人気を誇るSNSです。
15秒〜3分間といったショートムービー型の動画投稿ができ、閲覧ハードルの低さが大きな強みです。
ただし、30代以降の利用率は非常に低いため、今後さらなる伸びしろは期待できるものの、現状では10代〜20代をターゲットとしている企業にはおすすめできるでしょう。
5.LINE
LINEは、年代問わず多くのユーザー数を誇るクローズ型のSNSです。今や利用していない人はほとんどいないといっても過言ではないでしょう。
LINEの大きな特徴は他のSNSと違い、トークを活用して限定的なユーザーにアプローチできること。そもそも、アカウントに登録してくれたユーザーに対してのみコミュニケーションが取れるため、商品PRやお問い合わせ、サポートなどがダイレクトで行えます。
よって、体制をきちんと整えればユーザーにとって満足度を高め、商品の訴求力も期待できます。
まとめ
SNSの普及がどんどん高まっている今だからこそ、企業も導入を進めるべきです。
しかし、SNS運用の知見を持った人材や運用する体制が整っていなければ導入することが困難な状態でしょう。ですから、まずはしっかりと体制を整える必要があります。
DopeZineは、SNSを制作や企画から運用まで一貫して自社で請け負うマーケティング会社です。弊社はプロモーション事業もおこなっており、ブランディングとマーケティング両方の側面からお客様の希望に合った運用を実現します。
万全の支援体制を整えておりますので、SNS運用を検討中の担当者様はぜひお気軽にご相談ください。