Twitterのタイムラインをスクロールしていくと、頻繁に「〇〇キャンペーン」と記載された投稿を目にしませんか?
これこそがTwitterキャンペーンであり、事実として多くの企業が認知の向上やフォロワー獲得を目的として実施しています。
そしてTwitterキャンペーンは、多くの「いいね!」「リツイート」を獲得しており、しっかりと成果が出ているものが多いです。
そこで「自社でもこのTwitterキャンペーンを取り入れたい…」「でもどうやってTwitterキャンペーンを始められるのだろうか?」と疑問に思っているのではないでしょうか?
この記事ではこのTwitterキャンペーンについて事例付きで紹介していきます。
そもそもTwitterのキャンペーンとは?
まずTwitterキャンペーンとは、商品やサービスをはじめ、イベントなどの宣伝および集客を目的として開催されるキャンペーンのことです。
Twitterで「キャンペーン」と検索すると、様々な企業がキャンペーン企画を実施していることがわかります。こういったツイート全てがTwitterキャンペーンとなります。
キャンペーンには誰でも自由にエントリーでき、参加者には賞品やグッズが用意されているものが一般的です。
Twitterキャンペーンの特徴は、景品や特典を用意する必要はあるものの、実施自体に費用はかからないこと。一般的なツイートと同様に行えて、広告と同等以上の効果を生み出せるのが強みです。
つまり、大幅なコストカットを叶えつつ、効果も期待できる手法であると言えるでしょう。
Twitterの代表的なキャンペーンは6種類
Twitterキャンペーンと言っても、多くの企業が実施しているものには大きく以下の6種類があります。
- ハッシュタグ投稿キャンペーン
- フォロー&リツイートキャンペーン
- リツイートorいいね!キャンペーン
- 引用リツイートキャンペーン
- リプライキャンペーン
- インスタントウィンキャンペーン
1.ハッシュタグ投稿キャンペーン
ハッシュタグ投稿キャンペーンは、自社オリジナルのハッシュタグを提示し、そのハッシュタグをつけて投稿してもらう施策です。
参加者はハッシュタグをつけて投稿するだけでいいため、参入ハードルが非常に低く、多くの投稿数が見込めます。
ハッシュタグをつけて投稿してもらうことで、使用率が上昇していき、急激に伸びれば伸びるほどトレンドに表示される可能性が高まります。そうすれば多くのユーザーにも自ずとアプローチが可能となります。
また、ハッシュタグがSNS上に浸透していき、検索からの流入も期待できます。ハッシュタグでの検索数が増えているからこそ、狙い目なキャンペーンでしょう。
2.フォロー&リツイートキャンペーン
フォロー&リツイートキャンペーンは、フォローとリツイートの2つが条件で参加できる企画です。
「フォローとリツイートをした人の中からオリジナルグッズが抽選で◯名様に当たります」といったツイートを見かけたことがあるかもしれませんが、主にプレゼント企画で用いられます。
フォローとリツイートだけでエントリーできるためユーザーにとってもハードルが低く、絶大な拡散力が期待できる企画と言えるでしょう。
3.リツイートorいいね!キャンペーン
リツイートorいいね!キャンペーンとは、リツイートかいいね!でそれぞれ景品が用意されており、どちらかまたは両方の獲得を狙って応募できる企画です。
一般的には、リツイートまたはいいね!をすれば参加可能とされている投稿を多く見かけますが、こればかりではありません。
例えば「リツイートなら〇〇、いいね!なら△△」のように、どちらか好きな方を選択できるキャンペーンもあります。
リツイートやいいね!はボタンクリックひとつでできる手軽さのため、大変人気のキャンペーンです。
4.引用リツイートキャンペーン
引用リツイートキャンペーンは、ユーザーがコメントをつけながら投稿を共有できる引用リツイートを活用したキャンペーンです。
一般的なリツイートとは違い、ユーザーの声や意見も可視化されるため反応をチェックしやすい利点があります。
主に、引用リツイート単体で実施されるというよりも、フォロー&引用リツイートなど他の機能と掛け合わせた企画が多いです。
5.リプライキャンペーン
リプライキャンペーンとは、投稿にリプライ(返信)する形で参加できるキャンペーンを指します。
例えば「商品のここは改善してほしい点をリプライしてくれた人の中から抽選で、特典をプレゼント」といった内容です。
他のキャンペーンとは違い、拡散力はないものの、ユーザーを楽しませる企画づくりによって多くのファンを獲得できる効果が期待できます。
また、こちらのリプライキャンペーンでは、少し考えさせられるお題を出してユーザーの心を掴んでいます。
アカウントにとってアクティブなユーザーを増やしたい場合に効果的です。
6.インスタントウィンキャンペーン
インスタントウィンキャンペーンとは、フォローやリツイートなどのリアクションを行うと瞬時に応募結果が分かる仕組みを採用した企画のことです。
主にローソンやスターバックスが実施していますが、多くの反響が得られていることがわかります。
インスタントウィンの特徴は、参加ハードルが低く、すぐに結果がわかること。実施ハードルが低いため、連日の開催も可能です。
一般的なキャンペーンは応募期日があり、そこから集計や抽選を経て当選者が発表されるため大きな期間が空いてしまいます。そうなるとコスト面の負担も大きくなるでしょう。
よって、インスタントウィンならコストカットを実現しつつ、フォロワー獲得、ユーザー満足度の向上も期待できます。
Twitterキャンペーンの実施手順4ステップ
それでは、Twitterキャンペーンの実施手順について4ステップで分かりやすく紹介していきます。
- キャンペーンの実施目的・目標を明確化する
- キャンペーンの企画内容を立案する
- Twitterキャンペーンを投稿する
- Twitterキャンペーンの結果を定期的に分析する
ステップ1.キャンペーンの実施目的・目標を明確化する
まずは、キャンペーン実施の目的・目標を明確化しましょう。ゴールを決めていないと「キャンペーンを実施した効果があったか?」を後から分析できません。
ですから、最低でも以下の項目は必ず設定すべきです。
- キャンペーンの実施目的
- 目的から逆算した目標数値
例えば、目的が「イベント集客」なら、キャンペーン実施前後での動員数を比較して効果を検証できるでしょう。
ステップ2.キャンペーンの企画内容を立案する
目的や目標が明確化したら、達成するための企画内容を立案します。
- どのように運用するか?
- キャンペーンの内容はどうするか?
- どのくらいの期間で実施するのか?
- どの参加方法を採用するのか?
- 応募の集計方法から賞品の発送までの段取りはどうするか?
このような項目をひとつずつ決定していってください。
ステップ3.Twitterキャンペーンを投稿する
キャンペーンの詳細が決まったら、実際に投稿していきましょう。
投稿前に不適切な内容は含まれていないかを再確認したうえで投稿してください。
なお、キャンペーンに関するお問合せがくる可能性もあるため、DMを解放するか予め予想される質問内容に回答しておく投稿をしておくと良いでしょう。
ステップ4.Twitterキャンペーンの結果を定期的に分析する
そして、キャンペーンを実施したら定期的に分析をします。
分析しなければキャンペーンの効果が実証できません。最初に設定した目標数値は達成できたか?次回への改善点は何か?を導き出すことが大切です。
Twitterアナリティクスを活用すれば、インプレッションやリーチ数、男女比、フォロー数などの分析が行えますので、より良い企画実施のために改善していきましょう。
Twitterキャンペーンを実施するにあたっての注意点2つ
Twitterキャンペーンを実施するうえで、気をつけなければいけない点が大きく2つあります。
- Twitterのキャンペーンガイドラインを遵守する
- 自社のTwitterキャンペーンに関する応募規約を設ける
1.Twitterのキャンペーンガイドラインを遵守する
Twitterキャンペーンを実施するにあたって最も重要なポイントは、キャンペーンガイドラインを遵守することです。
Twitterのガイドラインでは、キャンペーンの主催者側に対して以下のようないくつかの規約を設けています。
参加者に複数アカウントを作成させない同じツイートを繰り返しさせない主催者のユーザー名を含めたツイートをしてもらうキャンペーン関連の話題を盛り込んでもらうTwitterルールの準拠法令と規制に対する準拠 参照:キャンペーンの実施についてのガイドライン |
もし、キャンペーンガイドラインの違反が発覚すれば、報告されてしまい、アカウント制限や凍結になるリスクがあるため注意しましょう。
2.自社のTwitterキャンペーンに関する応募規約を設ける
そして、自社のTwitterキャンペーンに関する応募規約の設定も大切です。
どれだけ魅力的なキャンペーンを提供できても、ルールが定められていないとトラブルに繋がる恐れがあります。
例えば、第三者を不快にさせる誹謗中傷を含んだ投稿をする参加者がいるかもしれません。
画像出典:鎌倉パスタ
そこで上記のような、禁止事項を設定したり、応募資格、個人情報についての取り扱いなどを事前に明記しておけばリスクを最小限に抑えられるでしょう。
Twitterキャンペーンの成功事例3つをピックアップ
それでは、Twitterキャンペーンを実施した企業の中でどのような成功事例があるのか、この記事では3つピックアップしました。
- ミロ(MILO)
- ほっかほっか亭
- ローソン
それぞれの事例について詳しくみていきましょう。
1.ミロ(MILO)
まずは「ネスレ ミロ」の公式アカウントです。
商品のPRなどを中心とした運用体制をとっており、定期的に様々なキャンペーンが開催されています。
フォロー&リツイートキャンペーンが多く活用されていますが「#強い子のミロをつけてリプライすると当選確率3倍」といったようにリプライも促すような工夫があります。
フォロー&リツイートキャンペーンが多く活用されていますが「#強い子のミロをつけてリプライすると当選確率3倍」といったようにリプライも促すような工夫があります。
\ こどもも大人も #強い子のミロ /
— ミロ(MILO) (@MILO_Japan) May 5, 2022
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応募方法
1⃣@MILO_Japanをフォロー
2⃣この投稿をリツイート#強い子のミロ
をつけてリプライすると当選確率なんと3倍 pic.twitter.com/Jwl0PhoKGs
実際にリプライ数も数千個ついており、大きな反響を呼んでいます。
2.ほっかほっか亭
続いては、ほっかほっか亭の公式アカウントです。
このアカウントでは、新メニューの告知やキャンペーン情報を中心に発信しており、4年弱の運用で58万人以上のフォロワー数を獲得しています。
大きな特徴としては、アカウント名にもキャンペーン情報を記載していること。これによって、アカウントを覗いたユーザーが興味を示しやすくなり、反応率も高められているのでしょう。
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— ほっかほっか亭【公式】すみっコぐらしべんとう からあげ新発売☆彡 (@HokkahokkaP) May 20, 2022
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また、投稿はインパクトの強い魅力的なGIF形式の画像を活用しており、目を惹かせる工夫がされています。
3.ローソン
最後は、ローソンの公式アカウントです。
ローソンでも商品やクーポンのキャンペーンを数多く実施しており、フォロワー数は690万人以上を誇ります。
ローソンが実施するキャンペーンは、インスタントウィンを採用した毎日チャレンジ可能なものが多いです。参加したら瞬時に結果が表示されるため、ユーザーにとっても満足度が高いキャンペーンとなっています。
インスタントウィンが大きな反響を呼ぶことを示す事例であると言えるでしょう。
まとめ
Twitterキャンペーンは、企業アカウントが達成したい目的・目標のために有効な手段です。
DopeZineでは、SNSマーケティングの一環として、Twitterキャンペーン実施も含めたTwitter運用をサポートします。これまで様々な企業様のTwitter運用をしてきた実績がありますので、ぜひお気軽にお問合せください。