「Twitterを活用して、より多くの人に商品の良さを知ってもらいたい…」「Twitterで商品・サービスをうまく宣伝するにはどうしたら良いんだろうか…」
企業のSNS運用担当者にとって、このような悩みは誰しも持ち合わせています。初めから自信を持って取り組める方はそう多くはないでしょう。
そこでこの記事では、Twitterで効果的に商品やサービスの宣伝・集客する方法を紹介していきます。今すぐに取り組めるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
Twitterでの宣伝・集客で重要な3つの考え方
まず、Twitterで宣伝・集客するにあたって、欠かせない3つの考え方をお伝えします。
- ユーザーに認知してもらうことが第一
- 必ずしも費用をかける必要はない
- 宣伝ツイートばかりしてはいけない
1.ユーザーに認知してもらうことが第一
まず、ユーザーに認知してもらうことを第一に考えましょう。というのも、いくら商品の宣伝をしても、認知してもらえなければ次に繋がらないからです。
また、多くの人に届けるには、リツイートやいいねといった反応が必要です。しかし、それも認知されてなければ期待できません。
いかにして、多くのユーザーから認知してもらえるかを考えた運用がとても大切です。
2.必ずしも費用をかける必要はない
そして、Twitterは開設から運用まで一貫して無料でできます。
実際に、お金をかけずに大きな成果を上げているアカウントも少なくありません。ユーザー目線を意識した投稿や工夫を施して拡散されれば、大きな宣伝効果を発揮します。
もちろん、広告出稿するにはコストがかかりますし、さらに高度な分析をするならある程度の予算は必要でしょう。
ただ、コストをかけないとTwitter運用で成果が上げられないというわけではないのです。
3.宣伝ツイートばかりしてはいけない
たとえ目的が商品やサービスの宣伝であっても、宣伝ツイートばかりしてはいけません。
ユーザーからして、毎回商品のPRツイートでは飽きてしまいますし、過剰な売りたい欲を感じてしまいます。当然、それでは集客効果は望めません。
そこで大切なポイントが、商品のイメージを膨らませることです。
例えば、調味料を販売しているなら、その商品を使った簡単レシピの紹介。ファッション系ならトレンドにあったコーデなど見せ方は工夫できます。
あくまでも、ユーザーのメリットになるようなツイートを心がけましょう。
Twitterでの効果的な集客・宣伝方法3選
Twitterでの集客や宣伝方法は、主に3つあります。
- ユーザーにとって有益な情報を発信する
- Twitterキャンペーンを駆使する
- Twitter広告を活用する
1.ユーザーにとって有益な情報を発信する
まず第一に、ユーザーにとっての有益な情報発信に取り組みましょう。
リアルタイム性が高く、流行に乗った情報がチェックできるTwitterでは、情報収集を目的として活用するユーザーも非常に多いです。
そこで、有益な情報を発信し続ければ、情報収集したいユーザーの目に留まる機会も増えるでしょう。
具体的には、トレンドに合った情報や他では見られない情報など、ユーザーにとって有益な情報を心がけて発信してください。
2.Twitterキャンペーンを駆使する
Twitterキャンペーンは、ユーザーにとってメリットが大きいため非常に効果的です。
Twitterキャンペーンとは、フォローやリツイートなどの条件を指定する参加型のプレゼント企画です。ユーザーが参加しやすく、キャンペーンへの参加目的でTwitterを利用している人も珍しくありません。
事実として、反応の良いキャンペーンだと数万件以上のリツイートやいいねがつきます。
なお、キャンペーンは通常のツイートで発信できるため、コストをかけることなく実施できます。
3.Twitter広告を活用する
Twitter広告も大きな選択肢のひとつです。
出稿費用が発生するとはいえTwitter広告の場合、ただ出稿しただけでは費用は発生しません。エンゲージメントやフォロワー獲得する度に費用が発生する、言わば成果発生型の料金形態が取られています。
広告費として資金を投じれば、決められた中から表示を狙いたい箇所に出稿が可能です。
ただし、コストをかけたからと言って成果が上げられるとは限りません。通常の投稿同様に流されてしまう可能性があるからです。
Twitter広告は、ある程度アカウントが育ってきたタイミングで実施を検討しましょう。
Twitterで効率よく宣伝する7つのコツを紹介
では実際に、Twitterで宣伝していくために必要な7つのコツを紹介していきます。
- ターゲティングを明確にしておく
- プロフィールを魅力的かつ充実させる
- ツイートの文字数を意識する
- 魅力的な画像や動画も合わせる
- ハッシュタグを最大で2つ盛り込む
- 提供する商品・サービスによって発信曜日を変える
- ユーザーとのコミュニケーションで悩みに答える
コツ1.ターゲティングを明確にしておく
まずは、ターゲティングを明確にしておくことです。
Twitterは幅広いユーザー層がいますが、全ての層へ一貫したアプローチはほとんどできません。というのも、全ての層に「これは自分向けの発信だ」と思われる内容でなければいけないからです。
ここでターゲットを設定する際に、「20代男性」などと曖昧な設定ではなく、できるだけ具体的な人物像を設定してください。
例えば、リモートワークで働く社会人2年目のサラリーマン。Twitterでは大好きなサッカー情報を中心にチェックしており、時事ニュースなどもTwitterでチェックしている。
このように、人物の生活がイメージできるくらいに、細かく設定すべきです。
コツ2.プロフィールを魅力的かつ充実させる
そして、Twitterのプロフィールも魅力的かつ充実させましょう。
アカウントが信頼できるかどうかは、プロフィールの充実度にかかっていると言っても過言ではありません。
- どのような個人・企業なのか
- 発信テーマ・内容は何か
- フォローするとどんなメリットがあるのか
これらの内容は、必ず記載しておきましょう。
また、プロフィールのアイコンはアカウントの顔として最重要であるため、興味付けしやすい画像に設定することも非常に大切です。
コツ3.ツイートの文字数を意識する
さらに、発信する際の文字数を意識して投稿しましょう。
Twitterの投稿における文字数は、最大140文字と上限があります。実は、ツイートの文字数によってユーザーが行動に移す確率が変わるという調査があります。
海外メディアの調査によると、ツイートの文字数とユーザー行動の関係性は以下の通りです。
- リツイートされやすいツイートの文字数：71～110文字
- URLをクリックされやすいツイートの文字数：120～130文字
つまり、ユーザーの行動を促すなら、実質上限130文字での発信を心がける必要があります。
参考：10 surprising new Twitter stats to help you reach more followers
コツ4.魅力的な画像や動画も合わせる
文章での発信が軸となるTwitterですが、必ずしもテキストのみでの発信に限りません。できる限り、画像や動画を合わせて魅力的な投稿を作成しましょう。
投稿が流されやすいタイムラインでも、画像や動画があればユーザーの目に留まりやすく、内容が届きやすくなります。
一方で、テキストのみでは流されやすく、思うような反応がもらえない可能性が高まります。
ですから、できるだけ魅力的な画像や動画のどちらかは盛り込みましょう。
コツ5.ハッシュタグを最大で2つ盛り込む
Twitter運用には、ハッシュタグの活用も欠かせません。
＃をつけて文章をタグ化できるハッシュタグでは、検索されやすいワードに設定することで投稿が発見されやすくなります。
例えば、サービスへの集客を増やすなら「＃サービス名」で投稿すると
とはいえ、多すぎるとくどい印象を与えるため、最大でも2つまで盛り込むようにしてください。
コツ6.提供する商品・サービスによって発信曜日を変える
また、発信内容によって曜日を意識することも重要です。ターゲットによって利用が活発になる曜日や時間帯は異なるため、当然と言えるでしょう。
例えば、ブランド品のアカウントなら土日の週末や祝日、BtoBの発信なら平日を中心にするといった施策が取れます。
実際に海外メディアによると、ブランドアカウントとビジネスアカウントではそれぞれ、曜日によって反応率が変わるという調査結果が出たそうです。
- ブランドアカウント：週末のツイートにおけるエンゲージメントが17%増加
- ビジネス向けアカウント：平日のツイートにおけるエンゲージメントが14%増加
このような調査結果を踏まえ、ただ発信するだけではなく、ターゲットが行動に移しやすい曜日を意識した投稿をしていくと良いです。
参考：A scientific guide to posting tweets, Facebook posts, emails and blog posts at the best time
コツ7.ユーザーとのコミュニケーションで悩みに答える
最後のコツとして、ユーザーとのコミュニケーションが挙げられます。
Twitterはユーザーとの距離感が近づきやすく、リアルな声を拾いやすいプラットフォームです。そこでユーザーとの積極的な関わりができると、ユーザーとの良好な距離感が築けます。
具体的なコミュニケーション手段は、以下の4パターンです。
- 自社関連のツイートにリアクションする
- 自社関連のクチコミを引用リツイートして感謝を述べる
- クチコミに乗せて、ブランドや商品を紹介する
- ユーザーへクチコミを促す
どれもアクティブにユーザーの声を拾うため、ユーザーからの好感度が高められること間違いありません。
取り上げてもらうことで気分を害するユーザーはまずいないため、積極的にコミュニケーションを図りましょう。
Twitter活用で宣伝に成功している企業事例2選
では最後に、Twitter活用で宣伝に成功している企業の事例を2つご紹介しましょう。
- nosh-ナッシュ
- Relux（リラックス）
事例1.nosh-ナッシュ
まず1つ目の事例は、栄養管理ができる食事配達サービスのnosh（ナッシュ）です。
現在3,000万食を突破するなど人気を博していますが、Twitter運用の工夫が盛り込まれています。
例えば、こちらのキャンペーンをご覧ください。
＼☀️#朝食nosh キャンペーン🍴／
— 『nosh-ナッシュ』美味しく栄養管理ができる😋 (@nosh_fresh) June 17, 2022
1日のスタートはやっぱり朝ごはん🥣🤍#朝ナッシュ したくなるメニュー6食を
20名様にプレゼント🥯🥨
1分でも大事な朝の忙しい時こそ #朝ナッシュ✨
🌿応募方法
①@nosh_freshをフォロー
②投稿をRT
🔎応募規約https://t.co/rEpOSgxB0C
⏰〆切：7/4（23：59迄） pic.twitter.com/6ins6aFyAM
忙しい時の朝ご飯をテーマにしたキャンペーンですが、文章の改行や絵文字をうまく使って見やすく工夫されています。
また、見栄えの良い画像やハッシュタグを盛り込み、Twitterの特徴を最大限に活かしていることが分かるでしょう。
この投稿は、現時点で3,000件以上のリツイートを獲得しており、大きな反響を集めています。
事例2.Relux（リラックス）
2つ目の事例は、宿泊予約サービスのRelux（リラックス）です。
このアカウントでは、宿泊サービスの利用を全面に押し出して宣伝するのではなく、旅館の雰囲気や料理を中心に発信されています。
このアカウントをチェックしたユーザーは「ここへ行ってみたい！」と思わされるでしょう。
また、コンスタントにクーポンプレゼントも実施しているため、金銭的な利用メリットも提示しています。
まとめ
Twitterは、商品やサービスの宣伝ツールとしても大きな効果をもたらします。
効果を上げていくには投稿頻度を増やし、ユーザーへの露出機会を増やしていくことが大切です。
ただし、内容も何でも良いわけではありません。
自分たちの発信対象であるユーザーがどのような情報を求めているのか、そこに対してマッチした有益情報を発信できるのかを考えていく必要があります。
ユーザーが求める情報を提供して、商品やサービスの宣伝にうまく繋げましょう。
