Twitter運用を行うにあたって、懸念されるポイントのひとつに人材と時間的コストの発生があります。
定期的な発信と小まめな投稿のチェック、リツイートなど、SNS運用で発生する細々した作業に集中しなければいけません。企業によっては、少ない負担でないでしょう。
しかし、そういった作業はツールを導入しさえすれば解決するケースがあります。
そこでこの記事では、Twitter運用を自動化できるおすすめツールを紹介していきます。効率良く運用していきたいと考える方はぜひ参考にしてください。
そもそもTwitter運用は自動化できる?
そもそも、Twitter運用に必要な作業はすべて自動化できるのでしょうか?自動化できる作業とできないものをそれぞれ紹介していきましょう。
Twitterで自動化できる作業
まず、Twitter運用で自動化できる作業について紹介します。
結論から言うと、自動化できる作業は以下の通りです。
- 自動フォロー(返し)
- 自動フォロー解除
- 自動ツイート
- 自動リツイート
- リプライ(条件付き)
フォロー作業やツイート、リツイートは基本的に自動化できます。投稿を用意して投稿時間の設定をすれば、勝手にツイートされるといった状態も実現可能です。
リプライについては、Twitterの自動化ルールで不特定多数のユーザーへ一方的なメッセージの送信は不適切な行為とされています。禁止の明記があるため、基本的にはできません。
しかし、以下のような条件を満たすと可能です。
- 自動返信前に、相手がTwitter上でメッセージを要求・受け取る意思が明確にあった
- 自動返信を簡単に停止する明確な手段の提供、即座に停止対応ができる
- 一度の反応に対して一回のみの送信
- 自動返信は、利用者の元のツイートでないといけない
リプライの自動化ルールは細かい条件が記載されているため、リスクを避けるなら自動化させない選択をした方が良いかもしれません。
Twitterで自動化できない作業
一方で、Twitterによって自動化が禁止されている作業をみていきましょう。
- 自動いいね
- 自動DM
- 過剰なフォロー
- 過剰なフォロー解除
- スパム行為となる自動ツイート
- 一方的・不特定多数への自動リプライ
- リスト・コレクションへの自動追加
自動いいねや自動DMなど、様々な作業が自動化禁止されています。フォロー作業も過剰なものであれば自動化してはいけません。
禁止する理由として、ユーザーへ不快を与えるきっかけとなる行為とされています。
しかし、ツールの中にはこういった禁止行為の自動化が可能なものもあります。そういったツールを導入した場合、責任は利用者本人に降りかかるため十分に注意しましょう。
Twitter運用を自動化する3つのメリット
では実際に、Twitter運用を自動化するとどんなメリットがあるのでしょうか。大きく3つのメリットを紹介していきます。
- 作業コストを大きく削減できる
- 効率の良いフォロワー獲得が期待できる
- 運用する上で大事な分析も容易になる
メリット1.作業コストを大きく削減できる
まず、Twitter運用の一部を自動化できれば、その分作業コストを削減できます。
Twitter運用は一つ一つの作業は難しくないものの、小まめに取り組む必要があるため、かかる負担は決して少なくありません。
また、何よりも継続していく必要があるので、細々した作業を自動化できればトータルの労力を大きく削減できます。
メリット2.効率の良いフォロワー獲得が期待できる
そして、自動化すればより効率良くフォロワー獲得が期待できます。
フォローやツイートといった単純作業の手間が省けるため、本来力を入れるべきコンテンツ制作やマーケティングに注力できるはずです。
フォロワーの属性を掴み、より効果的な投稿を作成していけば、ユーザーとより親密な関係性も構築できるでしょう。
このように、フォロワー獲得に向けた柔軟な施策やアイディアの創出も可能です。
メリット3.運用する上で大事な分析も容易になる
さらに、Twitter運用に欠かせない分析作業も容易になります。
というのも、ツールの中にはアカウント管理・分析機能がついていることが多く、分析作業の効率化も図れるからです。
きちんと分析ができれば、適切な改善策も打ち出しやすくなります。そうなれば、アカウントの成長も加速させられるでしょう。
Twitter運用の自動化におすすめのツール7選
では次に、Twitter運用の自動化におすすめのツールを7選ご紹介していきます。
- SocialDog
- 鬼ったー
- フォロー管理for Twitter(フォローチェック)
- Tweetdeck
- twittbot
- Hootsuite
- Botbird
ツール1.SocialDog
SocialDogは、作業の自動化から分析まで幅広く運用の効率化を進められる万能ツールです。
投稿やリツイートの自動化はもちろん、ツイートから企業名や特定ワードの自動収集もお手のもので、運用に欠かせない情報をキャッチできます。
フォロー管理機能によってユーザーとのコミュニケーションも円滑に進められます。また、分析機能も搭載されているので、ツールひとつでTwitter運用を徹底サポートしてくれます。
7日間無料体験ができるのも、おすすめする大きなポイントです。
料金プラン (1アカウントあたり) | ライト(無料) ライト:月額980円 プロ:月額4,980円 ビジネス:月額9,800円 |
機能 | 予約投稿 無制限 高度な予約投稿 キーワードモニター 100件 高度なフォロー管理機能 分析可能期間 無制限 フォロワー獲得分析 ツイート分析 ツイートへの反応 CSVダウンロード 複数ユーザーでの管理 ハッシュタグ検索(beta)など ※プランによって利用制限あり |
ツール2.鬼ったー
鬼ったーは、自動フォロー機能に特化した無料ツールです。
事前に選んだキーワードを入力して、そのワードを含んだツイートをしたユーザーを自動でフォローしてくれます。
もし、フォローが返ってこない場合は数日経っていればフォロー解除も自動で行ってくれます。よって、フォロー作業関連は自分で行う必要がありません。
フォロー作業のみ効率化を図るなら、鬼ったーは検討すべきツールのひとつです。
料金プラン | 無料 |
機能 | 自動フォロー 自動フォロー解除 |
ツール3.フォロー管理for Twitter(フォローチェック)
フォロー管理for Twitterは、フォロー・フォロワー管理に特化したアプリです。
フォロー数やフォロワー数の管理は、多くなればなるほど大変なので、一元管理できるのは非常に便利であると言えます。
手動で返すのが面倒だったり、複数アカウントを運用していたりする場合におすすめです。
ただし、過剰なフォローやフォロー解除は凍結リスクがあるため、頻度や量には注意しましょう。
料金プラン | 無料(広告あり) 有料版:月額500円 |
機能 | フォローチェック 一括アンフォロー機能 一括リフォロー機能 一括アンブロック機能 一括ブロック機能 ツイート検索からの一括フォロー ユーザー検索からの一括フォロー 検索メモの表示、保存、削除 ユーザーの並び替え 通信中のアニメーション機能 鍵付きユーザーの抽出 1ヶ月以上ツイートしてないユーザーの抽出など |
ツール4.Tweetdeck
Tweetdeckは、Twitterが公式に運営する無料ツールです。
主にタイムラインの自動更新や予約投稿が可能で、安全に作業の効率化が図れます。
大きなポイントは、何といってもツールのインストールは不要である点。Twitterにログインした状態なら開いた瞬間に自動で閲覧できます。
また、チームならひとつのアカウントで複数人で管理できるので非常に便利です。
料金プラン | 無料 |
機能 | タイムラインの自動更新 ツイートの予約投稿 |
ツール5.twittbot
twittbotは、自動botを生成して自動予約投稿できる無料ツールです。
iPhoneやAndroid両方に対応しており、それぞれで快適に利用できます。
プランは、無料・プレミアム・ビジネスの3種類。各プランでつぶやき登録数の上限値が以下のように異なります。
- 無料:700
- プレミアム・ビジネス:8,000
また、機能制限もあるため無料プランでも良いですが、機能面を重視するなら有料にアップグレードさせましょう。
料金プラン | 無料プレミアムバージョン:月額540円 ビジネスバージョン:30日間3,900円 |
機能 | 定期つぶやき 返信つぶやき 返信ID制限 タイムライン返信 時間指定つぶやき ボットとしてつぶやく 夜間つぶやき停止 自動フォロー返し 送信元リンクの変更 サイト内広告表示OFFなど |
ツール6.Hootsuite
Hootsuiteは、最適化された予約投稿が強みの自動化ツールです。
ツイートが多くのユーザーに届くように、適切なスケジューリングを提案してくれます。インプレッション数が低いと拡散は期待できないため、効果的な運用をサポートします。
また、プランごとに複数のソーシャルアカウントを管理できるため、Twitterに限らず複数登録して管理していきたい方におすすめです。
料金プラン | プロフェッショナル:月額5,000円 チーム:月額14,000円 ビジネス:月額66,100円 |
機能 | 自動ツイートの最適なスケジュール提案 タイムリーなメッセージに対する返信 市場動向や競合他社の最新情報収集 有料広告管理 結果の測定 |
ツール7.Botbird(ボットバード)
Botbird(ボットバード)は、過去12万人以上が利用しているツイート生成ツールです。
個人向けプランは無料で利用でき、法人向けでは全4プランを提供。会話回数に応じた自動返信ができるなど、業務の効率化が図れます。
Twitter以外にもLINEやメッセンジャーなど幅広く利用できるのもポイントです。
料金プラン | 無料SMALLBIZプラン:月額3,300円 SILVERプラン:月額11,000円 GOLDプラン:月額55,000円 VPCプラン:月額110,000円 シナリオ・システム作成:要お問合せ オプション機能:要お問合せ |
機能 | 自動返信 会話回数に応じた自動返信 日時指定の自動ツイート ランダムつぶやき @リプライ 解析ボット |
Twitter運用の自動化で気をつけるべきポイント2つ
では最後に、Twitter運用の自動化で気をつけるべきポイントを2つ紹介していきます。
- Twitterが定めるルールに違反してはいけない
- 導入するツールによっては金銭的コストがかかる
1.Twitterが定めるルールに違反してはいけない
一番の注意点は、Twitterが定めるルールに違反してはいけないことです。
前述した通り、Twitterの自動化にはルールが設定されており、禁止行為も存在します。もしルールに違反すれば、アカウントは永久的に凍結され、二度と利用できません。
ですから、ツールを導入する際は、きちんとルールに準拠したものであるかどうかをチェックしておく必要があります。
例えば、この記事でも紹介したSocialDogは、多機能という以外にTwitterのルールに準拠して開発されています。
このような安心できるツールを導入して、効率的かつ安全にTwitter運用を行いましょう。
2.導入するツールによっては金銭的コストがかかる
そしてツールの導入には、どうしても金銭的コストがかかってしまいます。
ツールといっても、無料のものから高価なものまで様々ですが、機能性重視なら費用は必要です。なので、導入の目的はきちんと整理すべきでしょう。
可能な予算とも相談しながら、導入するツールを検討していくと過剰な負担をかけずに済むはずです。
まとめ
Twitter運用は、間違いなく長期戦です。作業を継続できないと望んだ成果は上げられません。
自動化ツールは、継続できるか不安を抱く個人・企業にとって非常におすすめです。少しでも業務の効率化を図りたいなら、必ず導入すべきだと断言できます。
ただし、Twitterルールは厳守です。繰り返しとなりますが、違反するとアカウント凍結のリスクがあるため、ルールを十分に把握したうえで導入を検討してみてください。