今や生活に欠かせないSNS。その中でもテキストによるコミュニケーションツールとしての特徴があるTwitterには様々な新機能が追加されました。
この記事では、2022年9月におけるTwitterの新機能について9つご紹介していきます。
CoTweets(共同ツイート)|2人共同でツイート
まず一つ目の新機能としてCoTweetsが挙げられます。
CoTweets(共同ツイート)とは?
CoTweetsとは、自分一人ではなく他の誰かと一緒に文章を作成し、それぞれのアカウントに表示されるタイムライン上に投稿できる機能を指します。
これまでは一人でツイートを作成し投稿、それに対してリツイートや引用リツイートでのみ投稿が可能でした。
しかし、この新機能では2人のアイコン付きで投稿できます。例えば婚姻届を提出したという報告をしたい場合に重宝されると想定されます。
共同でツイートする方法
使い方はとてもシンプルで、ツイートしたい文章作成後に新規追加したCoTweetアイコンをタップし、招待状を送信するだけ。
相手が招待を承認すると共同でのツイート作成が可能です。
現状では相手が編集した内容は自分で編集できない仕様となっているため、注意が必要です。
Twitter Notes|141文字以上の長文表現が可能に?
続いて、2022年6月23日にテスト開始が発表されたTwitter Notesを紹介します。
Twitter Notesとは?
Twitter Notesとは、長文での投稿を可能にするとされる新しい機能です。
これまでは最大140文字以内の投稿しかできませんでした。つまり、141文字を超えると投稿できません。
しかし、今回のTwitter Notesでは既存サービスnoteのように、エディターを使って文章を作成し、まるで記事のような長文での投稿が可能となるそうです。
操作方法も太字やイタリックなどの編集作業が一般的なエディターと同様の形で行えるため、使い勝手も良いでしょう。
Twitter Notesの主な機能
Twitter Notesの主な機能は以下の通り。
- テキストスタイル機能
- リンク機能
- メディア(画像・GIF・ツイート)機能
- ワードカウント機能
一般的なエディターに搭載された機能を利用できるそうなので、正式導入が楽しみです。
Twitterコミュニティ|タイムライン切り替え表示が可能
では次に、Twitterコミュニティを紹介していきます。
Twitterコミュニティとは?
Twitterコミュニティとは、一つの題材やトピックに対して関心のあるユーザー同士でグループを作成し、意見交換ができる場です。
これまでトピック特化型のアカウントを複数個解説していた方も多いかもしれませんが、コミュニティの実装により、一つのアカウントで様々なトピックに対して意見交換ができるようになりました。
それぞれ共通の話題を持ったユーザーが集まるため、よりコミュニケーションツールとして大きな役割を担うでしょう。
また、コミュニティごとにタイムラインの切り替えが可能となり、より見やすい状態を生み出せます。
Twitterコミュニティの参加方法
コミュニティへの参加方法は大きく2つ挙げられます。
- キーワード検索からコミュニティを探す
- 友達にコミュニティへ招待してもらう
いずれも参加したいコミュニティが見つかったら、白で表示された「参加する」ボタンをクリックし、参加済みと表示されたら参加完了です。
Twitterコミュニティの作成方法
コミュニティへ参加後に、ホーム画面にある「作成してみましょう」ボタンまたは右上の「+」からコミュニティを作成できます。
右上の作成を押すと、コミュニティに関する概要を入力する画面に移動します。そこで以下2つの項目を入力しましょう。
コミュニティ名(必須)
コミュニティの目的(任意)
目的は任意であるものの、どういったコミュニティであるのかを分かりやすく伝えるために設定しておくことを推奨します。
Twitterサークル|ツイートを特定フォロワーに限定公開
続いては、注目の新機能であるTwitterサークルについて紹介します。
Twitterサークルとは?
Twitterサークルとは、ツイート表示する相手をカスタマイズし、コミュニティ限定でツイートができる機能です。これは現時点で全ユーザーが利用できるものとなります。
リストには最大150人のユーザーを追加可能となっています。
ツイートする際には、ツイートコンポーザかサイドバーメニューのいずれかの方法を選択しましょう。
Twitterサークルの主な機能
Twitterサークルの主な機能は、特定のユーザーにのみツイートができることです。
これまでは、フォロワー全員にツイート内容が届いてしまい、関係のないユーザーの目に触れるようになっていました。
しかし、Twitterサークルの導入によって、興味があるもしくは共通の話題を持ったユーザーへ届けられるようになり、より反応を得られるようになります。
Twitter Shops|無料開設可能なTwitterのオンラインショップ機能
続いて、2022年3月にベータ版が開始されたTwitter Shopsについて紹介します。
Twitter Shopsとは?
Twitter Shopsとは、Twitter上に無料開設可能なオンラインショップ機能です。
Twitter Shopsを有効にしたアカウントのプロフィールへアクセスすると、ツイート上に「View shop」ボタンが掲載されます。
ここから商品一覧に移動することができ、そこからユーザーが興味を持った商品に対しては詳細が表示され、販売者のWebサイトに遷移して決済が行われます。
Instagramではすでに実装されている機能ですので、Twitterの追随して導入するという形でしょうか。
拡充される主なショッピング機能
主な機能としては以下の3つが挙げられます。
- ショップモジュール:外部サイトに飛ぶことなくアプリ内で決済まで完結
- ライブショッピング:双方がコミュニケーション可能なライブ形式での販売
- Twitter ショッピングマネージャ:Twitter上でオンラインコマースを促進する管理ツール
Instagramにはない機能も見られ、差別化を図ろうとしている点がうかがえます。
その他のTwitterアップデート情報
それでは最後に、Twitterで実装予定となるその他の新機能について触れていきましょう。
スペースタブへのPodcast(ポッドキャスト)統合
まず、Twitterで実装されている音声配信機能であるスペースへPodcast(ポッドキャスト)を統合するテストを開始したと発表しました。
現状では英語圏内の一部ユーザーのみ適用されています。
これにより、各ユーザーへ最も関連性の高いニュースや音楽、スポーツといった特定のテーマ別にアクセスを可能としました。
配信者向けの取り組みの一環として注目されています。
スペースの30秒切り抜き機能
また、スペースの30秒切り抜き機能も新たに実装されています。
全てのiOSとAndroidのTwitterアプリで使用可能なこの機能では、切り抜いた部分をツイートとして投稿できるようになり、様々な使い方ができます。
YouTubeの切り抜き動画が流行する中、Twitterにもそういった流れがきているのかもしれません。
ロケーションスポットライト
また、2022年8月の段階でロケーションスポットライトをリリースすると発表しました。
ロケーションスポットライトとは、ホーム画面に店舗の所在地や営業時間、連絡先を表示できるようになり、プロフェッショナルアカウント限定の新機能として注目されています。
企業はクライアントとの電話やメール、DMなどで直接連絡できるほか、Google Maps Platformと結合させ、店舗・オフィスの位置まで迷わず到達できるようになります。
Twitter上で企業アカウントが活用しやすくなりそうです。
広告主向けの測定・最適化ソリューション
最後に、全ての広告主向けにアップデートされた3つの新機能であるTwitterピクセルやコンバージョンAPI、アプリ購入数最適化プロダクトの提供を開始しました。
2022年1月のアップデートよりも測定・最適化ソリューションの面で改善・進化しています。
Webサイトにおけるコンバージョンのトラッキングが可能なTwitterピクセルとサードパーティークッキーを介すことなくTwitterへコンバージョンイベントを送信できるコンバージョンAPI、アプリインストール後に高い確率で商品購入すると思われるユーザーへ向けて広告配信ができるアプリ購入数最適化プロダクトの3種類となります。
どの機能も広告主にとって便利な機能であり、とても広告運用しやすくなるでしょう。
Twitter新機能のまとめ
ここまでTwitterの新機能について9つ紹介しました。
一般ユーザーや企業、広告主それぞれにメリットのある新機能であり、今後Twitterを活用する方も増えるでしょう。
それぞれの機能を実際に体験し、普段の生活で有効活用していってください。