noteを運用するにあたって、ただ発信し続けるだけでは意味がありません。きちんとコンテンツの分析を行い、得られた結果から改善策を導き出し実行しなければアカウントは向上していかないでしょう。
実は、noteにも便利なアクセス解析機能が搭載されています。この記事ではnoteのアクセス解析に関して、方法からポイントまで解説していきます。
noteのアクセス解析を行うべき理由
まず、noteのアクセス解析を行うべき理由について紹介します。
- 発信すべきコンテンツ内容が分かる
- ユーザーから共感を集めるコンテンツの傾向が掴める
- 分析しないと改善策がわからない
- 売上アップに繋がる
発信すべきコンテンツ内容が分かる
最大の理由は、自社が発信すべきコンテンツ内容が分かることです。
noteのアクセス数を増やすにあたって、誰が何を発信するのか?はとても大切であり、この要素が抜けていると興味を掴むコンテンツはできません。
ユーザーに全く関係のないコンテンツをあげ続けてもアクセスは増えず、マーケティング効果は得られないでしょう。
投稿とアクセス解析をセットで行うことで、フォロワーやファンが求めるコンテンツが判明します。
ユーザーから共感を集めるコンテンツの傾向が掴める
そして、ユーザーのスキやコメントが多ければ多いほど共感を示すコンテンツであると分かります。
この傾向はコンテンツごとにチェックして、比較してみる他ありません。ユーザーの共感を得た記事の書き方やテーマを把握して、その傾向を生かしつつ制作すれば、ユーザーから評価の高いコンテンツを継続して発信できるでしょう。
分析しないと改善策がわからない
そもそも、アクセス情報を分析しなければアカウントが伸び悩む原因を掴めず、なかなか伸ばせません。
というのも、改善すべきなのはわかってもどこをブラッシュアップすべきなのかはわからないからです。
アクセス解析を行うことで、コンテンツごとのアクセス人数が分かり、アクセス数の少ないコンテンツを中心にブラッシュアップできるようになります。そうなれば効果的にアカウント育成ができるでしょう。
売上アップに繋がる
さらに、アクセス解析を行うことでアクセスが集まりやすいコンテンツ制作のコツを習得すれば、有料noteを制作したときにも大いに役立てられます。アクセスが多く集められれば、売上アップにもつなげられるでしょう。
また、アクセス数を維持しつつCVRを向上させるためのコンテンツ制作もできるようになるため、長期的な売上アップも実現可能です。
noteのアクセス解析を行う方法・具体的な手順
では、noteのアクセス解析を行う方法について紹介します。
- noteのダッシュボードで確認する
- note proのアナリティクスβを活用する
- Googleアナリティクスを利用する
noteのダッシュボードで確認する
まず、noteのダッシュボードから分析が可能です。
ダッシュボードでは、アカウントの運営側が指定した期間内の総アクセス数とコメント数、ユーザーが行ったスキの数が確認できます。
コンテンツごとのデータを確認できるため、ユーザーから良いものと評価されたコンテンツとよくないコンテンツが明白に分かれ、良いものを量産できるようになるでしょう。
なお、ダッシュボードでの確認手順は以下の3ステップ。
- アカウントのクリエイターページを開く
- アイコンをクリックする
- ダッシュボードをクリックする
分析を通じて良いコンテンツの書き方や特徴、内容をおさえて、より良いものを作成できます。
note proのアナリティクスβを活用する
また、noteの有料版であるnote proのアナリティクスβを活用する方法もあります。
note proのアナリティクスβでは、ダッシュボードでチェックできるアクセス数とコメント数、スキの数だけでなく下記項目を確認できます。
- 記事を最後まで閲覧した割合を示す読了率
- アクセス数に対するスキ数の割合を指すスキ率
- 新規で増加したフォロワー数を表すフォロワー獲得数
- noteの販売金額を示す売上
そして、アクセスするにあたってどのサイトから経由したのかもチェックでき、アクセス数が伸びた要因を掴めるでしょう。さらに、日・週・月・年とより詳細に指定できます。
なお、note proでアクセス解析する手順は以下の通り。
- アカウントのクリエイターページを表示する
- アイコンをクリックする
- アナリティクスβをクリックする
ダッシュボードと同様に、たったの3ステップで手軽に閲覧できます。
Googleアナリティクスを利用する
note proで独自ドメインを使用しているのであれば、Googleアナリティクスを利用してアクセスできます。
Googleアナリティクスでは、ユーザー数やアクセスした人数を示すセッション数、セッション時間、直帰率や離脱率、ユーザーの地域といったデータを確認できるため、より詳細な情報を取得可能。
より詳細な改善案の立案から売上アップの施策実行といったメリットがあります。
Googleアナリティクスでの登録手順は、以下の通りです。
- note proにログインからアイコンをクリックする
- 契約情報・各種設定をクリックする
- メニューバーからプラン設定をクリックする
- Googleアナリティクスを申込むボタンを押す
- 必要事項の記入から有料オプションを申し込む
- アクセスしてトラッキングコードをコピーする
- noteのプラン設定から遷移してGoogleアナリティクスの設定をクリックする
- トラッキングコードかGoogleアナリティクス4の測定IDを入力する
- 保存する
Googleアナリティクスは、最新版のGoogleアナリティクス4にも対応しているため同様に登録できます。
noteのアクセス解析を行ううえで知っておくべきポイント
では最後に、noteのアクセス解析を行ううえで知っておくべきポイントを見ていきましょう。
- 削除したコンテンツのアクセス分も加味される
- 自身のアクセス分も反映される
- 分析したらきちんと改善する
削除したコンテンツのアクセス分も加味される
まず、noteのアクセス解析で分析可能な数値は一度公開した全コンテンツに適用されます。これは削除したコンテンツも例外ではありません。
例えば、良質なコンテンツと悪い記事が判明した場合、悪いものを削除したからといってアクセス解析の結果は変わらないため、正確な分析が難しくなります。
削除してしまったコンテンツは管理しづらく、スプレッドシートなどにまとめておくなどして対策していく必要があるでしょう。
自身のアクセス分も反映される
また、noteのコンテンツにアクセスしたユーザー数をカウントするうえで、自身も含めてしまいます。自分がnoteのコンテンツに何度もアクセスすればするほど、アクセス数は加算されてしまうため、正確な数値を算出したいと思ったら自分のアクセス分を引かなければいけません。
よって、自分のアクセス回数が不明になってしまうと純粋な数値の測定が困難になるため、自身がアクセスするたびにメモに残すなどして振り返られるようにしておくと良いでしょう。
分析したらきちんと改善する
当然ですが、分析したら必ずきちんと改善してください。
分析をすることに満足して何もしなければアカウントは伸びず、目的とする成果はいつまでも得られません。
アクセス解析した結果はあくまでも改善するヒントであるため、その結果をもとにどのコンテンツをどのようにして改善すべきかを仮説立てて検証しましょう。
分析から改善の繰り返しがアカウントを伸ばす最短の道のりとなります。
まとめ
noteに限った話ではありませんが、アカウントを育てるためにはきちんと分析しなければいけません。分析しないで進めてしまうと、継続的にコンテンツをあげたとしても効果的な成果はなかなか得られないでしょう。
実際、伸びないコンテンツと伸びるものの違いが分からず、改善点が見えてこないためどうすれば良いのか分からないケースも多々あります。
しっかりとアクセス解析を行い、長期的に伸ばせるアカウント運用を目指しましょう。
なお弊社では商品のマーケティングにおける企画提案からプロモーションまで包括的に支援できます。noteと絡めたSNS運用が行えますので、ぜひお気軽にご相談ください。